20071021 Brotherhood

  • October 2019
  • PDF

This document was uploaded by user and they confirmed that they have the permission to share it. If you are author or own the copyright of this book, please report to us by using this DMCA report form. Report DMCA


Overview

Download & View 20071021 Brotherhood as PDF for free.

More details

  • Words: 177
  • Pages: 4
Mahoroba fumifumi 2007-10-21

日経長期展望

変更点 ・ 前号(10/03)で 2008 年 1 月以降の見立てに誤植があったのを赤字訂正 ・ 概要および詳細に変更はないが、解説を追加

概要 ・ ドル安、円高、資源高 ・ 2007年10月から年末まで「基本株安」 ・ 中国バブル一次崩壊は2007年10月末から11月末に発生 ・ 2008年1月から2月にかけて株価急騰 ・ 中国バブル二次崩壊は2008年3月後半に発生

詳細 【2007-10 ~ 2007-12】  (1) ドル安・円高・資源高  (2) 10 月下旬以降の中国バブル一次崩壊までは「下げる為の株価上昇」  (3) 10 月下旬~11 月下旬で中国バブル一次崩壊  (4) 以後、中国バブル二次崩壊まで株価は上昇 【2008-01 ~ 2008-03】  (5) 基本はドル安・円高・資源高だが株価上昇局面につき調整か?  (6) 4 月以降の福田内閣の解散総選挙に向けて 1 月~3 月は株高だろう  (7) 中国バブル二次崩壊までは「下げる為の株価上昇」  (8) 中国バブル二次崩壊が後半に起きる可能性が高い  (9) 1 月から米大統領選実質スタート 【2008-04 ~ 2008-05】  (10) 福田政権解散総選挙  (11) 後半(6 月近く)から米大統領選本格スタート  (12) 大統領選のために米国とイランの対立が起きるかもしれない  (13) よって、資源高が見込まれる

1

 (14) 中国バブル二次崩壊が起きていれば、上昇局面になっていると思われる

解説 (1)~(4) 前号(10/03)から時間が経過していないこともあり、大きな変更点はありません。10月11 日までの株価高騰自体は“10 月下旬~11 月下旬に発生する”中国バブル一次崩壊までに発生す る株価上昇であるという見立てでいます。その上昇が“いつまでか?”を絞ることや“どこまで か?”を正確に知るのは、この「長期展望」ではなく「短期見解」に任せます。 今週は「米国決算」や「トルコのイラク越境攻撃か?」および「G7」などのイベントがありま した。8月から10月の決算は「内需系が弱いのではないか」と言われていたこともあり、決算 についてはある程度は想定内の出来事であると言えます。「トルコのイラク越境攻撃か?」とい う内容で原油価格が高騰していますが、米国の思惑は「資源高」だと想定しておりますので“投 機的”な材料にされているのだと考えています。 重要なイベントは「G7」と言えます。米国は「強いドルが望ましい」としていますが、自分た ちのことについてはむしろ“本音と逆”であると見るのが外交ヨミです。また、本展望で「ドル 安」想定しているのは米国が「自分たちの資産を高く売りつけた後はドル安にする政策」を取っ てくるほうが米国の利益になるからです。むしろ、「弱いドルが望ましい」と言っているように 聞こえます。「ドル安」であれば当然「円高」になります。今回はドイツから“円高容認”発言 が出たようですが、ドイツの意図は今のところ分かりません。 ただし、私は為替を重要視していません。私が FX 等をしないこともありますが、むしろ「為 替を見ていても株価は分からない」と考えているからです。 ・ 米国の今の思惑は「ドル安・円高・資源高」 ・ 2~3年レベルでは円40円台をも想定 ・ ただし、為替については米国の思惑が長期間になる為、投資材料にはしていない

(5)~(9) 先のことになるほどシナリオ変更の可能性は高くなりますが、“中国バブル一次崩壊”後は再 度二次崩壊に向けた株高局面を想定しています。日経平均が高値越えするかどうかまでは同様に 「短期見解」に任せます。この期間については「買いの局面」であり「売りはなし」になります が、もしかしたら来年1月くらいまでは低迷しているかもしれません。上昇が始まった場合、大 きな上昇局面の可能性が高いと考えています。理由については主に以下の理由があげられます。 ・ 4 月以降(予算編成後)に福田内閣解散が想定されるため ・ 中国バブル二次崩壊のための上昇 選挙前、基本的に株価は上昇します。福田政権が安部内閣より保たないことは組閣直後に予測 したことで(*1)、解散のタイミングは「予算編成後の解散」が時間帯として相応しいことから 2008年4月以降になるでしょう。つまり“中国バブル一次崩壊”後には大きなリバウンド (もしくは上昇)が発生し、それは2008年3月まで続く強い上昇になることが想定されます。

2

また、米国大統領選が実質的に2008年1月から行われる(予備選)ことからもタイミング的 に2008年1月からは相場は強いと考えることになります。 しかし、それは2008年3月(後半?)に向けた「中国バブル二次崩壊」への前哨戦でもあ ります。その発生理由は「株高(バブル崩壊)」でありイベント的な理由ではないと思われます が、2008年4月以降に起こるイベントと無関係ではないでしょう。 (*1) 2007-09-26 初出「福田政権の使命とは?」 http://hear943.vox.com/library/post/%E7%A6%8F%E7%94%B0%E6%94%BF%E6%A8%A9%E3%81%AE%E4 %BD%BF%E5%91%BD%E3%81%A8%E3%81%AF.html また、株価上昇の為には“円高”であっても株高に移行できる「内需依存」の経済体質に日本 が変革されている必要があります。これは現状進められていることですが、その動向も注視して おきたいと考えています。

(10)~(11) この時点で「中国バブル二次崩壊」が発生している可能性もありますが、なければこの期間で 発生することを考えています。発生していた場合はやや低調かもしれませんが、再度上昇の可能 性があります。 福田内閣解散がありますので、それがこの時点でどう影響するかはまだ未確定です。むしろ、 次政権の予測が出来てからこの時間帯に株高になっているかを判断するべきだと考えています。 なお、ほかに米国とイランの対立が演出される可能性も指摘されている時間帯から“資源高”な ども想定されますが、これを理由に株価が上にいくのか下にいくのかは都度変わりますから、こ れも直近になるまでは判断に迷います。基本的には日経平均のスーパーサイクルに入っているこ とから「長期売り建て」(*2)という判断は今のところありません。 (*2) スーパーサイクルについては「宮たんレポート」2008 年 10 月 12 日 19 頁参照 http://www.sc.mufg.jp/inv_info/ii_report/mt_report/pdf/mtt20071012.pdf

3

さて、直近の概況ですが、日経平均株価は10月11日に「17488.97」円高値をつけ、その後 は10月19日まで軟調に推移して「16814.37」円(終値)まで下落しています。

(図1:日経平均1年日足)  株価については「短期見解」で書いていたように「17000」円台にはいってからは「高いと ころにはいる」という認識でいます。まだ若干ですが「中国バブル一次崩壊」まで時間がある為 「高値形成をしてくる」可能性も考えています。よって、重点項目としては以下となります。 ・ 「17000 円以上」での「新規買い」はしない ・ 底堅く推移して上に大きく伸びるという局面があれば「利益確定売り」や「新規売り建て」 逆にここから下落していく展開になる場合は「高値形成をしてくる」可能性は残るために、こ の「長期展望」では“まだ少し早いのではないか?”という見立てとなりますが、期間特定は困 難であることは前提にすべきだと考えています。 ・ 積極的な「新規買い建て」はなく超短期的なリバウンド狙い程度にすべき ・ 積極的な「新規売り建て」ではなく“一ヶ月程度の高値形成も考慮した”ものを想定 ・ 大きく下落したところを「新規売り建て」というのは現実的ではないだろう

lord, have mercy http://hear943.vox.com/

以上

4

Related Documents

20071021 Brotherhood
October 2019 24
20071021 Brotherhood Day
October 2019 11
Brotherhood Handbook
December 2019 34
Brotherhood Diary
December 2019 36
20071107 Brotherhood
October 2019 30
Universal Brotherhood
November 2019 32