EMC部品
TR ITTHART
Class “A” (10 meters) Frequency (MHz) 30 – 88 88 – 216 216 – 960 > 960
µV/m 90 150 210 300
Class “B” (3 meters) dB(µV/ dB(µV/m) µV/m m) 39 100 40 43.5 150 43.5 46.5 200 46 49.5 500 54
(表 1. FCC クラス A とクラス B 限度値)
EMI 試験用オープンサイトや電波暗室で、 校正されたレシー バーで測定して、 もし被試験機器がこれらの限度値を超えた場
(図 9. 96.0MHz クロックを SSC に置き換えた結果)
合、 その機器が政府機関規制に適合するためには、 超過のエ ネルギーは規制限度値以内に低減されなければならない。 製 造におけるばらつきと環境の変化がエネルギーのわずかな増加 を生じないという保証は無いので、 超過した分の EMI を規制限 度値丁度まで下げることは危険である。 大企業は、 製造工程の変化や環境条件が動作に影響を与 える時でも機器が常に規格値に適合するよう、 機器設計が最初 から安全マージンを持つよう要求している。 例えば、 5 次高調波において限度値が 10dB 超過している特 定の厄介な周波数を減少させる事は非常に難しい。 製品を生産 するために 6dB のマージンが維持されていることをその企業が
(図 10. dB 減少は 96MHz の 5 次高調波にて 16.5dB より大きい)
要求している場合には、 問題はさらに困難となる。
まとめ オリジナルのクロック源をスペクトラム拡散クロック発振器に置 き換えることは、 EMI の 特筆すべきシステマティックな低減を達
アン プリファイア レ ス キュー 隊
成するための唯一の方法である。 図 9 では、オリジナルのクロッ ク発振器をスペクトラム拡散クロック発振器に置き換えることに よって、 基本の 96MHz クロックが 7dB ほど減少した。 最初のスペクトラム表示を見ると、 このクロックの 96MHz 基
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本周波数において、 SSC クロックを使用して達成した dB 減少 は 7.5dB より大きいことがわかる。 図 10 は 96MHz の 5 次高調
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波であるが、dB 減少は 16.5dB より大きい。これら 2 つの表示は、
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スペクトラム拡散技術を使用したクロックが多量の不要 EMI を減
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少させる唯一の方法であることを明白に証明している。 スペクトラム拡散クロック発振器の使用は、 新規そして既存
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のデジタルシステム設計において EMI を減少させる最も有効な
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方法である。 試作時および暗室試験中において、 設計と試験
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の繰り返しを効果的に回避しつつ、 国際規格への適合を達成す
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ることができる。 一度改善が認められれば、 その機器は、 適合
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を要求するいかなる国へも出荷できるのである。
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