Windows Xp Service Pack 3

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Windows XP Service Pack 3 ‚ÌŠT—v

要約 Windows® XP Service Pack 3 (SP3) には、このオペレーティング システムに 対してこれまでにリ リースされたすべての更新プログラムに加え、Windows XP ユーザーが各自のシステム向けの最新 の更新プログラムを確実に適用するための新機能がいくつか含まれています。Windows XP SP3 は、 Windows XP のユーザー エクスペリエンスを大幅に 変更するものではありません。このホワイト ペーパーでは、Windows XP SP3 の新機能と Service Pack の展開方法の概要を示します。

このドキュメントに記載された内容は情報提供のみを目的として おり、明示または黙示に関わらず、これらの情報についてマイク ロソフトはいかなる責任も負わないものとします。 お客様ご自身の責任において、適用されるすべての著作権関連法 規に従ったご使用を願います。このドキュメントのいかなる部分 も、米国 Microsoft Corporation の書面による許諾を受けることなく、 その目的を問わず、どのような形態であっても、複製または譲渡 することは禁じられています。ここでいう形態とは、複写や記録 など、電子的な、または物理的なすべての手段を含みます。ただ しこれは、著作権法上のお客様の権利を制限するものではありま せん。 マイクロソフトは、このドキュメントに記載されている内容に関 し、特許、特許申請、商標、著作権、またはその他の無体財産権 を有する場合があります。別途マイクロソフトのライセンス契約 上に明示の規定のない限り、このドキュメントはこれらの特許、 商標、著作権、またはその他の無体財産権に関する権利をお客様 に許諾するものではありません。 ゥ 2008 Microsoft Corporation. All rights reserved.Microsoft、Windows、Windows Server、Windows Vista、Windows Live、OneCare、MSDN、および Windows のロゴは、米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国におけ る登録商標または商標です。 記載されている会社名、製品名には、各社の商標のものもありま す。Microsoft Corporation • One Microsoft Way • Redmond, WA 98052-6399 • USA

目次 はじめに...................................................................................................3 Service Pack 3 の内容.............................................................................4 これまでにリリースされた機能

5

新機能と強化機能

6

Windows XP SP3 の展開......................................................................10 まとめ.....................................................................................................11 まとめ

はじめに マイクロソフトでは、Windows オペレーティング システムのパフォーマンス、セキュリティ、および安定 性の 継続的な向上に努めています。この取り組みの一環として、更新プログラムや修正プログラムのほか、マ イクロソフト ユーザーやパートナーから寄せられた問題点に対処するための数々の強化機能を開発していま す。ユーザーがこれらの更新プログラムと強化機能をより簡単に入手できるようにするため、マイクロソフ トでは定期的にプログラムを 1 つのパッケージにまとめ、すべての Windows ユーザーに提供しています。 このようなパッケージは "Service Pack" と呼ばれています。 Windows XP Service Pack 3 (SP3) には、セキュリティの更新プログラムや修正プログラムを含め、これま でにリリースされた Windows XP の更新プログラムがすべて含まれています。また、選ばれた OOB (out-ofband) リリースのほか、オペレーティング システムのユーザー エクスペリエンスを大幅に変更しない、新し い強化機能がいくつか含まれています。 Windows XP SP3 は、Windows XP の展開を継続するユーザーの新たな基盤となります。Windows Update による更新の際にインストールしなかった個別の更新プログラムなど、既存の Windows XP マシンを使用し ているユーザーが適用していない更新プログラムも、Windows XP SP3 によって補うことができます。 Windows Vista には、最新のセキュリティ強化機能と管理機能が搭載されていますが、現在お持ちの PC を 直ちに Windows Vista にアップグレードできない場合もあります。Windows XP SP3 は、このような PC に 現時点で提供されているすべての更新プログラムを適用し、ネットワーク アクセス保護 (NAP) などの Wind ows Server 2008 の新機能の一部を活用できるようにします。 このホワイト ペーパーでは、Windows XP SP3 の新機能と Service Pack の展開方法の概要について説明し ます。

Service Pack 3 の内容 Windows XP SP3 には、セキュリティ更新プログラムや修正プログラムなど、これまでにリリースされたす べての Windows XP 更新プログラムのほか、選ばれた OOB リリースが収められています。たとえば、Servi ce Pack 3 には、Microsoft® 管理コンソール (MMC) 3.0 や Microsoft Core XML Services 6.0 (MSXML6) のよ うに、更新プログラムとして以前にリリースされた機能が含まれています。 Windows Vista などの新しいバージョンの Windows の重要な機能については、Windows XP SP3 経由ではWi ndows XP に追加されません。たとえば、Windows XP SP3 には Windows Internet Explorer 7 は含まれてい ませんが、Internet Explorer 6 と Internet Explorer 7 の両方の更新プログラムは収録されているため、コン ピュータにどちらのバージョンがインストールされていても更新プログラムを適用できます。Internet Explor er 7 の詳細については、Internet Explorer のホーム ページ (英語情報の可能性があります) にアクセスしてく ださい。 注目すべき点は、SP3 には例外としてネットワーク アクセス保護 (NAP) が含まれていることです。この機 能によって、組織は Windows Server® 2008 オペレーティング システムの新機能を Windows XP 上 で使用 することができます。 サポート技術情報 936929 (英語版の可能性があります) に、Windows XP SP3 に収められた更新プログラム の関連記事がすべてまとめられています。以降のセクションで、Windows XP SP3 に含まれた機能について 詳しく 説明します。

これまでにリリースされた機能 表 1 に示した機能は、Windows XP の単独の更新プログラムとして既に使用可能になっているものです。こ れらの更新プログラムは、システム管理者が選択して個別にインストールする必要がありますが、Windows XP SP3 には、これらが既定で含まれています。 表 1. これまでにリリースされた機能 機能

説明

管 理

MMC 3.0

MMC 3.0 は、Windows での日常的なシステム管理タスクを一元化および 簡素化するフレームワークです。多 様なツールにわたる一般的なナビゲー ション、メニュー、ツール バー、およびワークフローが提供されます。 この機能の詳細については、サポート技術情報 907265 (英語版の可能性 があります) をご覧ください。

M D A C

MSXML6

MSXML6 は、信頼性、セキュリティ、XML 1.0 および XML Schema 1.0 W3C 勧告への準 拠を強化しますまた、System.Xml 2.0 との互換性も確保 されます。

M SI

Microsoft Windows イン ストーラ 3.1 v2 (3.1.400 0.2435)

Windows インストーラ 3.1 は、2004 年 9 月にリリースされた Windows インストーラ 3.0 に 対 する小規模な更新です。Windows インストーラ 3.1 には、新機能および強化機能が含まれています。また、Windows インス トーラ 3.0 で発見されたいくつかの問題が修正されています。この機能の 詳細については、サポート技術情報 893803 (英語版の可能性があります) をご覧ください。

ネ ッ ト ワ ー ク

バックグラウンド イン テリジェント転送サービ ス (BITS) 2.5

BITS 2.5 は Microsoft System Center Configuration Manager 2007 および Windows Live™ OneCare™ に必要な機能です。BITS 2.5 はセキュリティ の向上に役立ちます。BITS を使用してデータを転送すると、この新機能 によって柔軟性も向上します。BITS 2.5 の詳細については、サポート技術 情報 923845 (英語版の可能性があります) をご覧ください。

Windows Server 2003 と Windows XP 向けの IPS ec Simple Policy Update

この更新プログラムは、サーバーとドメインを分離して展開する場合に必 要なフィルタ数を減らすことで、IPsec フィルタの作成とメンテナンスを 簡素化します。Simple Policy Update は、明示的に許可されたネットワー ク インフラストラクチャ フィルタの必要性を減らし、フォールバック ツー クリア動作を強化します。以前にリリースされたこの機能の詳細に ついては、サポート技術情報 914841 (英語版の可能性があります) をご覧 ください。

デジタル ID 管理サービ ス (DIMS)

DIMS によって、ドメインに参加しているコンピュータにログオンする ユーザーが、アプリケーションとサービスに対する各自の資格情報と秘密 キーのすべてに黙示的にアクセスできるようになります。

ピア名解決プロトコル (PNRP) 2.1

この更新プログラムによって、Windows XP SP3 ベースのプログラムが、 PNRP を使用している Windows Vista プログラムと、PNRP を介して通 信できるようになります。以前にリリースされたこの機能については、サ ポート技術情報 920342 (英語版の可能性があります) をご覧ください。

リモート デスクトップ

ターミナル サーバーとターミナル サーバー クライアント間の通信に使用

機能

説明

プロトコル 6.1

されるリモート デスクトップ プロトコル (RDP) です。RDP はカプセル 化され、TCP で暗号化されます。この更新プログラムは、Windows XP および Windows Vista を実行しているコンピュータ間の通信を容易にしま す。RDP の詳細については、サポート技術情報 186607 (英語版の可能性 があります) をご覧ください。RDP 6.1 の詳細については、サポート技術 情報 951616 (英語版の可能性があります) をご覧ください。

Wi-Fi Protected Access 2 (WPA2)

この更新プログラムにより、Windows XP で WPA2 をサポートできるよ うになります。WPA2 は、IEEE 802.11i 規格から派生した最新規格に基 づくワイヤレス セキュリティ ソリューションです。この更新プログラム の詳細については、サポート技術情報 893357 (英語版の可能性がありま す) をご覧ください。

新機能と強化機能 表 2 では、Windows XP SP3 に含まれる変更点のうち、より大きな変更となるものについていくつか説明し ています。ごく一部の例外を除き、マイクロソフトでは、新機能や新バージョンの Windows の機能を、SP3 を通じて Windows XP に追加することはありません。先述のとおり、例外となるのは、Windowsw XP への NAP の追加です。これによって、Windows XP を実行している組織が、Windows Server 2008 の新機能を利 用できるようになります。 Windows XP SP3 に関するサポート技術情報の一覧については、サポート技術情報 936929 (英語版の可能性 があります) を参照してください。 表 2. 新機能と強化機能

ネ ッ ト ワ ー ク

機能

説明

"ブラック ホール" ルー ター検出

Windows XP SP3 には、ブラック ホール ルーター検出 (メッセージを通 知せずにパケットを破棄しているルーターを 検出する機能) の強化機能が含 まれており、既定でオンになっています。

ネットワーク アクセス 保護 (NAP)

NAP は、Windows Vista、Windows Server 2008、および Windows XP SP3 に組み込まれたポリシー実施プラットフォームです。システムの正常 性要件への準拠を強制することで、ネットワーク資産の保護を強化できま す。NAP を使用して、カスタマイズした正常性ポリシーを作成しておく と、アクセスや通信を行う前にコンピュータの健全性を検証したり、準拠 しているコンピュータを自動的に更新して継続的な準拠を維持したりでき ます。また、オプションで、準拠していないコンピュータがある場合は、 準 対 が確認されるま で、該当のコンピュータを制限付きネットワークにと どめておくこともできます。NAP の詳細については、「ネットワーク ア クセス保護 : よく寄せられる質問」 (英語版の可能性があります) を参照し てください。

CredSSP セキュリティ サービス プロバイダ

CredSSP は、セキュリティ サービス プロバイダ インターフェイス (SSP I) を介して Windows XP SP3 で使用できる、新しい セキュリティサービ ス プロバイダ (SSP) です。CredSSP を使用すると、アプリケーションで、 ユーザーの資格情報をクライアントから (クライアント側の SSP 経由) ターゲット サーバーに (サーバー側の SSP 経由) 委任できます。CredSS P は、Vista / LH Server と同じサーバー側の実装を実行するアプリケー ションと通信するために、クライアント側の SSP を使用するどのサード パーティ アプリケーションでも使用することもできますが、Windows XP SP3 では、クライアント側の SSP の実装のみが必要で、その実装に現在 RDP 6.1 (TS) を使用しています。 この SSP の技術仕様 (英語版の可能性があります) は、Microsoft ダウン ロード センターで入手できます。 CredSSP は、Windows XP SP3 では既定で無効になっています。管理者 が次のレジストリ キーを変更することによって、CredSSP を有効にでき ます。 [HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Lsa] REG_MULTI_SZ データ型の "Security Packages" 値で、既に存在する SSP 固有のデータに加えて "tspkg" を追加します。 [HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Securi tyProviders] REG_SZ データ型の "SecurityProviders" 値で、既に存在する SSP 固有の データに加えて "credssp.dll" を追加します。



[セキュリティ オプショ

Windows XP SP3 の [セキュリティ オプション] コントロール パネルでは、 設定の詳しい 説明が表示されるようになり、誤って設定することがなくな

キ ュ リ テ ィ

機能

説明

ン] ユーザー インター フェイスの説明

ります。図 1 は、この新機能の一例を示しています。

図 1. セキュリティ オプションの説明テキスト Administrator/Service ポ リシー エントリでのセ キュリティ強化

Windows XP SP3 の System Center Essentials では、ポリシーの新しいイ ンスタンスに、Administrator と Service のエントリが既定で表示されます さらに、これらの設定は、"認証後にクライアントを偽装する" ユーザー権 利のユーザー インターフェイスでは削除できません。

Microsoft 暗号化モ ジュール

X.509 証明書の検証で、SHA2 ハッシュ アルゴリズム (SHA256、SHA384、 および SHA512) を実装しサポートします。これは、暗号化モジュール rs aenh.dll に追加されました。 XP SP2 の暗号化モジュール Rsaenh.dll/Dssenh.dll/Fips.sys は、FIPS 140 -1 仕 様に従って証明されていました。連邦情報処理規格 (FIPS) 140-1 は、 FIPS 140-2 に置き換えられ、これらのモジュールは、この規格に従って 検証および認定されました。詳細については、「Microsoft カーネル モー ド暗号化モジュール」 (英語版の可能性があります) を参照してください。

セ ッ ト ア ッ プ

機能

説明

Windows 製品のライセ ンス認証

Windows Server 2003 SP2 および Windows Vista と同様に、Windows XP SP3 の完全な統合インストールでは、プロダクト キーを入力しなくても オペレーティング システムのインストールを完了できます。プロダクト キーは、正規 Windows 推 奨プログラムの手続き時に必要になります。 以前の Service Pack と同様に、Microsoft Update 経由での Windows XP S P3 のインストール時にはプロダクト キーは要求されません。 注 Windows XP SP3 の Windows 製品のライセンス認証は、Windows Vi sta キー管理サービス (KMS) とは関係ありません。この更新プログラムは、 統合されたソース メディアからの新しいオペレーティング システムのイ ンストールにのみ影響します。影響を受けるのはインストール メディア のみで、Windows XP のライセンス認証方法に変更はありません。

Windows XP SP3 の展開 Windows XP SP3 は、Windows Update および Microsoft ダウンロード センター (英語版の可能性がありま す) から入手できます。この Service Pack は、ボリューム ライセンス ユーザー、TechNet サブスクライバ、 および MSDN® サブスクライバにも提供されます。Windows Update 経由でのダウンロード ファイルの容量 は、コンピュータの構成によって異なりますが、通常は 70 MB 程度です。ダウンロード センター経由での ダウンロード ファイルの容量は約 580 MB です。 基本的に、Windows XP SP3 の展開作業は、Windows XP SP1 および SP2 の場合と同様です。 •

SP3 は累積プログラムなので、Windows XP SP1 または SP2 上に SP3 をインストールすることができ ます。



Windows XP SP3 は、Windows XP の初回リリース時と同じ言語をサポートします。



SP3 更新パッケージは、Windows XP SP1 または SP2 のどのエディション上でも実行できます。たとえ ば、Windows XP Media Center Edition with SP1 を実行しているコンピュータ上で SP3 更新プログラム のパッケージを実行できます。例外は、Windows XP Embedded Edition です。



システム管理者向けツールとガイダンスは、基本的に Windows XP SP2 と 対 わりありません。総合的な 情報については、Microsoft TechNet の「Windows XP Professional の展開」 (英語版の可能性がありま す) および「Windows XP Service Pack 2 展開情報」 (英語版の可能性があります) を参照してください。 Microsoft Systems Management Server 2003、Microsoft System Center Configuration Manager 2007、 またはサードパーティのソリューションを使用して、SP3 を展開できます。このプロセスは、基本的に 変 更されていません。



Windows XP SP3 は、x86 エディションの Windows XP のみを対象としています。x64 エディションの Win dows XP には、Windows Server 2003 SP2 が提供済みです。詳細については、「Windows Server 2003 Serv ice Pack 2」 (英語版の可能性があります) を参照してください。

まとめ Windows XP SP3 には、これまでにリリースされた、パフォーマンス、セキュリティ、安定性に関するすべ ての更新プログラムがまとめられています。新機能と強化機能もいくつか含まれていますが、これらは Wind ows XP のエクスペリエンスを大幅に変更するものではありません。また、Windows XP SP3 によって、新 バージョンの Windows の機能が Windows XP に提供されることはありません。Windows XP SP3 の目的は 次のとおりです。 •

Windows XP を引き続き展開するユーザーに新しい基盤を提供し、更新プログラムを個別に適用する不 便さを解消します。



自動更新の際にインストールしなかった個別の更新プログラムを補うと共に、Windows Update からは 利用できない更新プログラムを提供します。

Windows Vista には、最新のセキュリティ強化機能と管理機能が搭載されていますが、現在お持ちの PC を 直ちに Windows Vista にアップグレードできない場合もあります。Windows XP SP3 は、このような PC に 現時点で提供されているすべての更新プログラムを適用し、ネットワーク アクセス保護 (NAP) などの Wind ows Server 2008 の新機能の一部を活用できるようにします。 Windows XP SP3 の詳細については、「Windows XP Service Pack」 (英語版の可能性があります) を参照し てください。

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