Xsan Migration

  • Uploaded by: Apple Johnnyseed
  • 0
  • 0
  • August 2019
  • PDF

This document was uploaded by user and they confirmed that they have the permission to share it. If you are author or own the copyright of this book, please report to us by using this DMCA report form. Report DMCA


Overview

Download & View Xsan Migration as PDF for free.

More details

  • Words: 2,504
  • Pages: 24
Xsan 移行ガイド Xsan 1.0 から Xsan 1.1 へのアップグレード 手順が記載されています

K Apple Computer, Inc.

Finder および Tiger は、Apple Computer, Inc. の商標

© 2005 Apple Computer, Inc. All rights reserved.

です。

著作権法に基づき、 本書の全部あるいは一部を、Apple Computer, Inc. から書面による承諾を得ることなく複製 することはできません。

StorNext および ADIC は、 Advanced Digital Information Corporation の登録商標です。

Apple ロゴは、米国その他の国で登録された Apple Computer, Inc. の商標です。キーボードから入力可能な Apple ロゴについても、これを Apple Computer, Inc. か らの書面による事前の承諾なしに商業的な目的で使用す ると、連邦および州の商標法および不正競争防止法違反 となる場合があります。 本書には正確な情報を記載するように努めました。 ただ し、誤植や制作上の誤記がないことを保証するものでは ありません。

Apple 1 Infinite Loop Cupertino CA 95014-2084 U.S.A. www.apple.com アップルコンピュータ株式会社 〒 163-1480 東京都新宿区西新宿 3 丁目 20 番 2 号 東京オペラシティタワー

www.apple.com/jp Apple、Apple ロゴ、Final Cut Pro 、Mac 、Macintosh、 Mac ロゴ、Mac OS、および Panther は、米国その他の 国で登録された Apple Computer, Inc. の商標です。

本書に記載されているその他の会社名および製品名は、 それぞれの会社の商標です。 他社製品に関する記載は、 情報の提供のみを目的としたものであり、 保証または推 奨するものではありません。 Apple Computer, Inc. は他 社製品の性能または使用につきましては一切の責任を負 いません。 本書で解説している製品には、著作権保護技術が組み込 まれています。この著作権保護技術は、 Macrovision Corporation、およびその他の権利者が所有する米国特 許およびその他の知的所有権の方法クレームにより保護 されています。この著作権保護技術の使用については、 Macrovision Corporation の許諾が必要であり、 特に同 社の許諾のない限りは一般家庭およびその他の制限され た閲覧用途でのみ使用できます。リバースエンジニアリ ングおよび分解は禁止されています。 米国特許出願番号 4,631,603、 4,577,216 、4,819,098、お よび 4,907,093 は、制限された閲覧用途でのみ許諾され ます。

J019-0403/06-03-05

1

序章

第1章

第2章

第3章

5 5

目次

このガイドについて 表記規則

7 7 7 8 8 8 9 9 9 10

アップグレードに関する一般情報

11 11

Mac OS X v10.3.9 “Panther” で稼働する Xsan 1.1 にアップグレードする

17 17 17 18

Mac OS X v10.4 “Tiger” で稼働する Xsan 1.1 にアップグレードする まず第一に、Mac OS X v10.3.9 で稼働する Xsan 1.1 にアップグレードする必要があります Xsan 1.1 へのアップデートは 2 回行う必要があります

Mac OS X と Mac OS X Server 中断せずに移行する アップグレード時にボリュームの可用性が重要ではない場合 プライマリコントローラとスタンバイコントローラについて フェイルオーバーを制御する スタンバイコントローラが存在しない場合 クライアントをスタンバイコントローラに昇格させる アップデートの入手方法 バージョンの互換性

手順の概要

手順の概要

3

序章

このガイドについて

このガイドでは、Xsan 1.1 にアップグレードする方法を説明します。 このガイドの手順に従って、Xsan ファイルシステムを、Mac OS X または Mac OS X Server のバー ジョン 10.3 で稼働する Xsan 1.0 から、Mac OS X または Mac OS X Server のバージョン 10.3.9

“Panther” またはバージョン 10.4 “Tiger” で稼働する Xsan 1.1 にアップグレードします。 アップグレードに関する一般的な情報については、第 1 章を参照してください。

Xsan 1.0 を Mac OS X または Mac OS X Server のバージョン 10.3 で稼働する Xsan 1.1 にアップグ レードする方法については、第 2 章を参照してください。 Xsan 1.0 を Mac OS X または Mac OS X Server のバージョン 10.4 で稼働する Xsan 1.1 にアップグ レードする方法については、第 3 章を参照してください。

表記規則 このガイドで は、シェルコマンドやその 他のコマンドラインユ ーティリティについて 説明する場合 に、以下の規則が使用されます。 表記

意味

等幅フォント

コマンド、または「ターミナル」で使用されるほかのテキスト

$

シェルプロンプト

[ 角かっこ内のテキスト ]

オプションパラメータ

( 一方 | 他方 )

代替パラメータ(どちらか一方を入力します)

下線

値を指定する必要のあるパラメータ

[...]

繰り返される可能性のあるパラメータ

< 山かっこ >

SAN の設定に応じて表示される値

5

1

アップグレードに関する一般情報

1

この章では、Xsan SAN(ストレージ・エリア・ネットワーク)をアッ プグレードする前に留意する必要のある一般的な情報について説明 します。

Mac OS X と Mac OS X Server Xsan ファイルシ ステム、「Xsan Admin」ア プリケーション、および「Xsan User Quotas」アプリ ケーシ ョンは、Mac OS X で も Mac OS X Server で もまったく 同様に機能 します。このガ イドで Mac OS X に関して説明している内容は、すべて Mac OS X Server にも当てはまります。

中断せずに移行する このガイドでは、Xsan ボリュームの可用性を妨げることなくアップグレードする方法を説明します。 説明に沿って手順を実行すると、アップグレード中も、クライアントおよびアプリケーションは SAN ボリュームにアクセスできます。 このように可用性を維持できるのは、最初のメタデータコントローラが応答しない場合に、Xsan ソ フト ウェアが ボリュ ームの制 御を別 のメタデ ータコ ントロー ラに切 り替える ことが できるた めで す。この処理は「フェイルオーバー」と呼ばれます。この処理を実行するには、 SAN 内に複数のメ タデータコントローラが存在する必要があります。 参考:SAN 内に 2 台のコントローラが存在する場合でも、アップグレード中のコントローラが再起 動する間は、短時間ですが SAN で動作中のコントローラが 1 台だけになります。短時間であっても この一点で障害が発生する危険を避けたい場合は、第 3 のコントローラを一時的に SAN に追加する 必要があり ます。これを実行するには、適 切なクライアントコン ピュータをコントロー ラの役割に 一時的に昇格させます。詳しくは、9 ページの「クライアントをスタンバイコントローラに昇格させ る」を参照してください。

7

アップグレード時にボリュームの可用性が重要ではない場合 アップグレード中に SAN ボリュームを使用できなくてもかまわない場合は、ソフトウェアのアップ グレードを 行う場合と同様に、ボリュ ームを停止してから、コン トローラのフェイルオ ーバーに依 存することなくアップグレードを実行できます。ただし、Mac OS X または Mac OS X Server の v10.4 にアップグ レードする場合は、クリー ンインストールではな く、必ずアップグレードイ ンストール を選択してください。そうでないと、ボリュームおよび SAN の設定ファイルが失われます。

プライマリコントローラとスタンバイコントローラについて 各 Xsan ボリュームは、メタデータコントローラにより管理されます。これは、ボリュームの「プラ イマリコントローラ」と呼ばれます。ボリュームの可用性を保証し、データ損失から保護するため、 通常はその他に 1 台以上のコンピュータを設定します。これは「スタンバイコントローラ」と呼ば れ、バックアッ プとして機能します。ボリ ュームのプライマリコ ントローラまたはその 上で動作す るファイル・シ ステム・プロセスが応答 しなくなった場合は、コ ントローラのフェイル オーバーが 実行される間、スタンバイコントローラがそのボリュームを制御します。 複数のボリュ ームを管理しているコ ントローラ上で、そのコン トローラが管理するほ かのボリュー ムに影響を与えることなく、1 つのボリュームをスタンバイコントローラに切り替えることが可能で す。以降は、切り替 えられたボリューム は、ほかのボリュームと は異なるプライマリコ ントローラ により制御 されることになり ます。このため、複数のボリ ュームが存在する SAN では、フェイル オーバー処理を通じて、各ボリュームを別のプライマリコントローラに切り替えることが可能です。 このガイドで 説明する手順では、ボリュ ームの可用性を維持す るためにフェイルオー バーを利用し ます。その際に、ボ リュームを管理して いるコントローラを意 識する必要はありま せん。確認する 必要があるの は、アップグレードするコ ントローラが現在管理 しているボリュームを 引き継いで管 理できる別のコントローラが存在することだけです。

フェイルオーバーを制御する 必要に応じ、cvadmin ユーティリティを使ってフェイルオーバーを強制的に実行し、それが成功し たことを確 認してから、コントロー ラをアップグレードで きます(この場合、コンピュ ータ再起動 時のフェイルオーバーは必要ありません)。 ボリュームの制御を別のコントローラに切り替えるには:

m

コントローラに移動し、「ターミナル」を開いて次のように入力します: $ cd /Library/Filesystems/Xsan/bin $ sudo ./cvadmin -e ”fail volume“

ここで、volume は Xsan ボリュームの名前です。 ボリュームを管理しているコントローラを表示するには:

m 「Xsan Admin」を開き、「SAN コンポーネント」リストでボリュームを選択して「概要」をクリック し、「ホストサーバ」の横を確認します。 コントローラ上で「ターミナル」を開いて、次のように入力して行うこともできます: $ cd /Library/Filesystems/Xsan/bin $ sudo ./cvadmin -e select

8

第1章

アップグレードに関する一般情報

スタンバイコントローラが存在しない場合 単一のメタデータコントローラを使って SAN を設定した場合、アップグレード時に次のいずれかを 実行できます:

Â

アップグレードを実行している間、すべての SAN ボリュームをマウント解除して停止します。 (アップグレード中は、ボリュームを使用できません。)

Â

アップグレード を実行している間、クライアント コンピュータを一時的にコント ローラの役割に 昇格させます。(アップグレード中、クライアントはボリュームを使用できます。)

参考:セカンダリーコントローラを SAN に恒久的に追加することを考慮してください。スタンバイ コントローラ のない状態でメタデー タコントローラを失っ た場合、ボリューム内のす べてのデータ が失われる 可能性があります。また、コ ントローラをアップグ レードしている間、ボリ ュームを使 用することもできません。スタンバイコントローラを SAN の設定に含めることを強くお勧めします。

クライアントをスタンバイコントローラに昇格させる アップグレ ード処理を実行する間、ク ライアントコンピュー タの役割を一時的に変 更して、スタン バイコント ローラとして機能させ ることができます。これに より、アップグレード中に も中断され ることなく SAN ボリュームにアクセスできます。 クライアントをコントローラに昇格させるには:

1 2 3 4 5

「Xsan Admin」の「SAN コンポーネント」リストから SAN を選択して、「作成」をクリックします。 コンピュータリストからクライアントを選択して、「編集」をクリックします。 「役割」ポップアップメニューから「コントローラ」を選択します。 フェイルオーバー優先順位として「高」を選択します。 「OK」をクリックします。

アップデートの入手方法 このガイドで説明しているソフトウェア・アップデートを入手するには、 いくつかの方法があります。

Xsan 1.1 アップデート Xsan 1.1 インストールディスクがある場合は、 このディスクをコンピュータに挿入して 「Install_Xsan.mpkg」をダブルクリックします。 インストールディスクはないがコンピュータがインターネットに接続されている場合は、「システム 環境設定」の「ソフトウェア・アップデート」パネルを開き、「今すぐ確認」をクリックします。次 に、Xsan バージョン 1.1 へのアップデートを選択して、「インストール」をクリックします。 コン トローラ がプラ イベー トネット ワーク 上に存 在する場 合は、イン ターネ ットに接 続した コン ピュータを使用し て、www.apple.com/jp/support/downloads からアップデー トをダウンロード し、インストーラをコントローラコンピュータに転送して実行します。

第1章

アップグレードに関する一般情報

9

Mac OS X v10.3.9 アップデート コンピュータがインタ ーネットに接続されている場合は、 「システム 環境設定」の「ソフトウェア・ アップデート」パネルを開き、 「今すぐ確認」をクリックします。次に、 「Mac OS X 統合アップデー ト 10.3.9」のアップデートを選択して、「インストール」をクリックします。 コン トローラ がプラ イベー トネット ワーク 上に存 在する場 合は、イン ターネ ットに接 続した コン ピュータを使用し て、www.apple.com/jp/support/downloads からアップデー トをダウンロード し、インストーラをコントローラコンピュータに転送して実行します。

バージョンの互換性 次の表に、Xsan や StorNext のコントローラ、およびクライアントの各バージョンについて、同一 の SAN で使用可能な組み合わせを示します。 コントローラ

クライアント

互換性

Xsan 1.0.x または 1.1( Mac OS X v10.3) Xsan 1.0.x または 1.1(Mac OS X v10.3) あり

Xsan 1.1(Mac OS X v10.4)

StorNext 2.4

StorNext 2.5

Xsan 1.1( Mac OS X v10.4 )

なし

StorNext 2.4

あり

StorNext 2.5

なし

Xsan 1.0.x または 1.1(Mac OS X v10.3) あり Xsan 1.1( Mac OS X v10.4 )

あり

StorNext 2.4

なし

StorNext 2.5

あり

Xsan 1.0.x または 1.1(Mac OS X v10.3) あり Xsan 1.1( Mac OS X v10.4 )

なし

StorNext 2.4

あり

StorNext 2.5

なし

Xsan 1.0.x または 1.1(Mac OS X v10.3) あり Xsan 1.1( Mac OS X v10.4 )

あり

StorNext 2.4

あり

StorNext 2.5

あり

重要:SAN 内のいずれかのクライアントが Mac OS X v10.4 で Xsan 1.1 を実行している場合は、す べてのコントローラで同じバージョン(Mac OS X v10.4 で Xsan 1.1)が実行されていなければなり ません。いずれかのクライアントが Mac OS X v10.4 で Xsan 1.1 を実行している場合、Mac OS X

v10.3 で動作しているコントローラを使用することはできません。

10

第1章

アップグレードに関する一般情報

2

Mac OS X v10.3.9 “Panther” で稼働 する Xsan 1.1 にアップグレードする

2

現在使用している Xsan 1.0 を、Mac OS X v10.3.9 で稼働する Xsan 1.1 にアップグレードする場合は、この章で説明する手順を実行してくだ さい。 手順の概要 1

Xsan 1.0 から、Mac OS X v10.3 で稼働する Xsan 1.1 に移行するには: 一度に 1 台のコントローラ上で、オペレーティングシステムを Mac OS X v10.3.9 にアップグレードし ます。

2

一度に 1 台のコントローラ上で、Xsan を Xsan 1.1 にアップグレードします。

3

その他の任意の管理者用コンピュータ上で、「Xsan Admin」アプリケーションをアップグレードし ます。

4

(必要に応じて)ボリュームの制御を特定のコントローラに戻します。

5

(必要に応じて)クライアントコンピュータを、Mac OS X v10.3.9 および Xsan 1.1 にアップグレード します。

6

(必要に応じて) 「Xsan User Quota」アプリケーションを、クライアントコンピュータにインストー ルします。 警告:SAN コントローラをアップグレードする際、(「Xsan Admin」やコマンドラインツールを 使って)Xsan の設定を変更しないようにしてください。設定を変更する必要がある場合は、すべ てのコントローラのアップグレードが完了してから変更を行ってください。

11

手順 1 :SAN コントローラを Mac OS X v10.3.9 にアップグレードする

Xsan 1.1 を実行するには、Mac OS X または Mac OS X Server のバージョン 10.3.9 が必要です。お 使いの SAN コントローラが Mac OS X の以前のバージョンを使用している場合は、バージョン 10.3.9 にアップグレードしてから Xsan をアップグレードしてください。 重要:アップグレード中もクライアントが SAN ボリュームを利用できるようにする場合は、SAN コ ントローラを一度に 1 台ずつアップグレードして、アップグレードするコントローラが現在管理し ているすべて のボリュームの制御を引 き継ぐことのできるス タンバイコントローラが 常に存在する ようにします。 参考:必要に応じ、cvadmin ユーティリティを使ってフェイルオーバーを強制的に実行し、それが 成功したこ とを確認してから、コン トローラをアップグレ ードできます(この場合、コ ンピュータ 再起動時のフェイルオーバーは必要ありません)。詳しくは、8 ページの「フェイルオーバーを制御 する」を参照してください。 コントローラを Mac OS X v10.3.9 にアップグレードするには:

1

コントローラコンピュータ上で、アップデートインストーラを実行します。 コンピュータがインタ ーネットに接続されている場合は、 「システム 環境設定」の「ソフトウェア・ アップデート」パネルを開き、 「今すぐ確認」をクリックします。次に、 「Mac OS X 統合アップデー ト 10.3.9」のアップデートを選択して、「インストール」をクリックします。 コン トローラ がプラ イベー トネット ワーク 上に存 在する場 合は、イン ターネ ットに接 続した コン ピュータを使用し て、www.apple.com/jp/support/downloads からアップデー トをダウンロード し、インストーラをコントローラコンピュータに転送して実行します。

2

表示される指示に従って、コントローラコンピュータを再起動します。

3 SAN 内のコントローラごとに、手順 1 と 2 を繰り返します。

12

第2章

Mac OS X v10.3.9 “Panther” で稼働する Xsan 1.1 にアップグレードする

手順 2 :コントローラを Xsan 1.1 にアップグレードする これで、Mac OS X v10.3.9 がすべてのコントローラで稼働するようになったので、Xsan ソフトウェ アを Xsan 1.1 にアップグレードできます。 重要:アップグレード中もクライアントが SAN ボリュームを利用できるようにする場合は、コント ローラを一度に 1 台ずつアップグレードして、アップグレードするコントローラが現在管理してい るすべてのボ リュームの制御を引き継 ぐことのできるスタン バイコントローラが常に 存在するよう にします。 コントローラ上の Xsan をアップグレードするには:

1 1 台のコントローラを Xsan 1.1 にアップグレードします。 Xsan 1.1 インストールディスクがある場合は、 このディスクをコンピュータに挿入して 「Install_Xsan.mpkg」をダブルクリックします。 インストールディスクはないがコンピュータがインターネットに接続されている場合は、「システム 環境設定」の「ソフトウェア・アップデート」パネルを開き、「今すぐ確認」をクリックします。次 に、Xsan バージョン 1.1 へのアップデートを選択して、「インストール」をクリックします。 コン トローラ がプラ イベー トネット ワーク 上に存 在する場 合は、イン ターネ ットに接 続した コン ピュータを使用し て、www.apple.com/jp/support/downloads からアップデー トをダウンロード し、インストーラをコントローラコンピュータに転送して実行します。

2

インストーラの指示に従って、コントローラを再起動します。 コントローラ により管理されている すべてのボリュームが、ス タンバイコントローラ に切り替わり ます。

3 SAN 内のコントローラごとに、手順 1 と 2 を繰り返します。 手順 3 :管理者用コンピュータ上の「Xsan Admin」アプリケーションをアップグレードする

SAN の管理を容易にするため、その他のコンピュータ上で「Xsan Admin」アプリケーションを実行 する場合は、これらのコンピュータ上のアプリケーションをバージョン 1.1 にアップグレードします。 参考:「Xsan Admin 」アプリケーションのバージョン 1.1 は、Mac OS X または Mac OS X Server の

v10.3 以降がインストールされた任意のコンピュータ上で実行できます。 「Xsan Admin」アプリケーションをアップグレードするには:

m Xsan 1.1

のインストールディスクを管理者用コンピュータに挿入し、「Admin Tools」フォルダを開

いて、「XsanAdmin.pkg」をダブルクリックします。

第2章

Mac OS X v10.3.9 “Panther” で稼働する Xsan 1.1 にアップグレードする

13

手順 4 :(必要に応じて)ボリュームの制御を特定のコントローラに戻す アップグレー ド処理中にコントロー ラを再起動する際、そのコ ントローラが管理して いるボリュー ムの制御がスタンバイコントローラに切り替わります。アップグレードが完了したら、cvadmin ユー ティリティを使ってボリュームの制御を特定のコントローラに戻すことができます。 ボリュームの制御を別のコントローラに切り替えるには:

m

コントローラに移動し、「ターミナル」を開いて次のように入力します: $ sudo cvadmin -e ”fail volume“

ここで、volume は Xsan ボリュームの名前です。 ボリュームを管理しているコントローラを表示するには:

m 「Xsan Admin」を開き、「SAN コンポーネント」リストでボリュームを選択して「概要」をクリック し、「ホストサーバ」の横を確認します。「ターミナル」で cvadmin コマンドを使用して、ボリュー ムを管理し ているコントローラを 確認することもでき ます。コントローラ上で「タ ーミナル」を開 いて、次のように入力します: $ sudo cvadmin -e select

3 台以上のコントローラが存在する場合: フェ イル オーバ ー時 にボリ ューム が切 り替わ るコ ントロ ーラ を直接 指定す るこ とはで きま せん。

Xsan は、コンピュータ設定のフェイルオーバー優先順位およびその他の要素に基づいてスタンバイ コントローラを選択します。コントローラが 2 台しか存在しない場合は、ボリュームがどのコント ローラに切り替わるか分かりますが、3 台以上のコントローラが存在する場合は、どのコントローラ が制御を引き 継ぐかを知ることは困 難な場合があります。ボリ ュームの制御を特定の コントローラ に切り替える場合は、使用しない 3 番目またはそれ以降のコントローラの役割を、フェイルオーバー 時に一時的にクライアントに変更できます。

14

第2章

Mac OS X v10.3.9 “Panther” で稼働する Xsan 1.1 にアップグレードする

手順 5 :(必要に応じて)クライアントコンピュータをアップグレードする

Xsan 1.0 を実行中のクライアントは、Mac OS X v10.3.9 で Xsan 1.1 を実行するコントローラが管理 するボリュームを使用できます。このため、クライアントをアップグレードする必要はありません。 ただし、SAN 内のクライアントコンピュータをアップグレードすることを強くお勧めします。 参考:クライアントを Mac OS X v10.3.9 で稼働する Xsan 1.1 にアップグレードするまで、クライア ントコンピュータの役割をコントローラに変更することはできません。 クライアントコンピュータを Mac OS X v10.3.9 で稼働する Xsan 1.1 にアップグレードするには:

1

クライアントコンピュータ上で、Mac OS X のアップデートインストーラを実行します。 コンピュータがインタ ーネットに接続されている場合は、 「システム 環境設定」の「ソフトウェア・ アップデート」パネルを開き、 「今すぐ確認」をクリックします。次に、 「Mac OS X 統合アップデー ト 10.3.9」を選択して、「インストール」をクリックします。 クラ イアント がプラ イベー トネット ワーク 上に存 在する場 合は、イン ターネ ットに接 続した コン ピュータを使用し て、www.apple.com/jp/support/downloads からアップデー トインストーラを ダウンロードし、インストーラをクライアントコンピュータに転送して実行します。

2

表示される指示に従って、クライアントコンピュータを再起動します。

3

クライアントを Xsan 1.1 にアップグレードします。

Xsan 1.1 インストールディスクがある場合は、 このディスクをコンピュータに挿入して 「Install_Xsan.mpkg」をダブルクリックします。 インストールディスクはないがコンピュータがインターネットに接続されている場合は、「システム 環境設定」の「ソフトウェア・アップデート」パネルを開き、「今すぐ確認」をクリックします。次 に、Xsan バージョン 1.1 へのアップデートを選択して、「インストール」をクリックします。 コン トローラ がプラ イベー トネット ワーク 上に存 在する場 合は、イン ターネ ットに接 続した コン ピュータを使用し て、www.apple.com/jp/support/downloads からアップデー トをダウンロード し、インストーラをクライアントコンピュータに転送して実行します。

4

インストーラの指示に従って、クライアントを再起動します。

5 SAN 内のクライアントごとに手順 1 ∼ 4 を繰り返します。

第2章

Mac OS X v10.3.9 “Panther” で稼働する Xsan 1.1 にアップグレードする

15

手順 6 :(必要に応じて)「Xsan User Quota」 アプリケーションを旧バージョンのクライアントに インストールする クラ イアント をアップ グレード しないこ とにした 場合でも、 Xsan 1.0 を実 行するク ライアン トに 「Xsan User Quotas」アプリケーションをインストールできます。 「Xsan User Quotas」アプリケーションをインストールするには: 「Xsan User Quotas」 m Xsan 1.1 を実行中の任意のコントローラからアプリケーションをコピーします。 アプリケーションは、Xsan 1.1 がインストールされたコンピュータの「 / アプリケーション / サーバ」 にあります。

16

第2章

Mac OS X v10.3.9 “Panther” で稼働する Xsan 1.1 にアップグレードする

3

Mac OS X v10.4 “Tiger” で稼働する Xsan 1.1 にアップグレードする

3

現在使用している Xsan 1.0 を、Mac OS X v10.4 または Mac OS X Server v10.4 で稼働する Xsan 1.1 にアップグレードする場合は、この 章で説明する手順を実行してください。 まず第一に、Mac OS X v10.3.9 で稼働する Xsan 1.1 にアップグレー ドする必要があります 1 台以上のスタンバイコントローラが存在する場合は、アップグレード中もクライアントは Xsan ボ リューム を使用できま す。アップグレー ド処理中に、ボリ ュームの制御 は、Xsan によりア ップグ レード中の コントローラからスタ ンバイコントローラに 切り替わります。この制御 の変更は「フェ イルオーバ ー」と呼ばれ、ソフトウェア のインストール時に再 起動する場合のよう に、ボリューム を管理しているコントローラが応答しなくなった場合に自動的に実行されます。 ただし、Mac OS X v10.3 で Xsan 1.0 を実行しているコントローラから、Mac OS X v10.4 で Xsan

1.1 を実行しているコントローラに直接切り替えることはできません。 このため、アップグレード処理中もユーザが Xsan ボリュームを使用できるように、最初にスタンバ イコントローラを Mac OS X v10.3.9 で稼働する Xsan 1.1 にアップグレードするようにしてください。 その後、これらのコントローラを Mac OS X v10.4 にアップグレードすると、必要に応じてフェイル オーバーが実行されます。 重要:スタンバイコントローラを直接 Mac OS X v10.4 にアップグレードする場合、プライマリコン トローラも アップグレードしない 限り、フェイルオーバー を実行できなくなり ます。また、プライ マリコントローラを Mac OS X v10.4 で稼働する Xsan 1.1 にアップグレードするまで、ボリュームを 使用することはできません。

Xsan 1.1 へのアップデートは 2 回行う必要があります Mac OS X v10.3 で稼働する Xsan 1.1 と Mac OS X v10.4 で稼働する Xsan 1.1 は、同じソフトウェア ではありません。このため、アップグレードは、コントローラが Mac OS X v10.3.9 を使用している ときに 1 回、Mac OS X v10.4 にアップグレードした後で、“Tiger” で動作する Xsan の機能をすべて 使用できるようにするためにさらに 1 回実行する必要があります。

17

手順の概要 1

Mac OS X v10.3 で稼働する Xsan 1.0 から Mac OS X v10.4 で稼働する Xsan 1.1 に移行するには: すべてのコントローラを Mac OS X v10.3.9 にアップグレードします。

2

すべてのコントローラを Mac OS X v10.3.9 で稼働する Xsan 1.1 にアップグレードします。

3

スタンバイコントローラを Mac OS X v10.4 および Xsan 1.1 にアップグレードします。

4

プライマリコントローラを Mac OS X v10.4 および Xsan 1.1 にアップグレードします。

5

その他の任意の管理者用コンピュータ上で、「Xsan Admin」アプリケーションをアップグレードし ます。

6

(必要に応じて)元のプライマリコントローラに切り替えます。

7

(必要に応じて)クライアントコンピュータをアップグレードします。

8

(必要に応じて) 「Xsan User Quota」アプリケーションを、クライアントコンピュータにインストー ルします。 警告:SAN コントローラをアップグレードする際、(「Xsan Admin」やコマンドラインツールを 使って)Xsan の設定を変更しないようにしてください。設定を変更する必要がある場合は、すべ てのコントローラのアップグレードが完了してから変更を行ってください。

18

第3章

Mac OS X v10.4 “Tiger” で稼働する Xsan 1.1 にアップグレードする

手順 1 :すべてのコントローラを Mac OS X v10.3.9 にアップグレードする

Xsan 1.0 コントローラは、ボリュームの制御を Mac OS X v10.4 で稼働する Xsan 1.1 コントローラに 直接切り替えることができないため、最初にコントローラを Mac OS X v10.3.9 で稼働する Xsan 1.1 にアップグ レードして、フェイルオー バーを実行可能にし、アッ プグレード中にボリュ ームを使用 できるようにする必要があります。 参考:アップグ レード中にボリューム を使用する必要がない 場合は、フェイルオーバー の互換性に ついて考慮する必要はありません。21 ページの「スタンバイコントローラを Mac OS X v10.4 およ び Xsan 1.1 にアップグレードする 」に進んでください。 重要:アップグレード中もクライアントが SAN ボリュームを利用できるようにする場合は、コント ローラを一度に 1 台ずつアップグレードして、アップグレードするコントローラが現在管理してい るすべてのボ リュームの制御を引き継 ぐことのできるスタン バイコントローラが常に 存在するよう にします。 参考:必要に応じ、cvadmin ユーティリティを使ってフェイルオーバーを強制的に実行し、それが 成功したこ とを確認してから、コン トローラをアップグレ ードできます(この場合、コ ンピュータ 再起動時のフェイルオーバーは必要ありません)。詳しくは、8 ページの「フェイルオーバーを制御 する」を参照してください。 コントローラを Mac OS X v10.3.9 にアップグレードするには:

1

コントローラコンピュータ上で、アップデートインストーラを実行します。 コンピュータがインタ ーネットに接続されている場合は、 「システム 環境設定」の「ソフトウェア・ アップデート」パネルを開き、 「今すぐ確認」をクリックします。次に、 「Mac OS X 統合アップデー ト 10.3.9」のアップデートを選択して、「インストール」をクリックします。 コン トローラ がプラ イベー トネット ワーク 上に存 在する場 合は、イン ターネ ットに接 続した コン ピュータを使用し て、www.apple.com/jp/support/downloads からアップデー トをダウンロード し、インストーラをコントローラコンピュータに転送して実行します。

2

表示される指示に従って、コントローラコンピュータを再起動します。

3 SAN 内のコントローラごとに、手順 1 と 2 を繰り返します。

第3章

Mac OS X v10.4 “Tiger” で稼働する Xsan 1.1 にアップグレードする

19

手順 2 :すべてのコントローラを Mac OS X v10.3.9 で稼働する Xsan 1.1 にアップグレードする これで、Mac OS X v10.3.9 がコントローラで稼働するようになったので、Xsan ソフトウェアを Xsan

1.1 にアップグレードできます。 重要:アップグレード中もクライアントが SAN ボリュームを利用できるようにする場合は、コント ローラを一度に 1 台ずつアップグレードして、アップグレードするコントローラが現在管理してい るすべてのボ リュームの制御を引き継 ぐことのできるスタン バイコントローラが常に 存在するよう にします。 コントローラ上の Xsan をアップグレードするには:

1 1 台のコントローラを Xsan 1.1 にアップグレードします。 Xsan 1.1 インストールディスクがある場合は、 このディスクをコンピュータに挿入して 「Install_Xsan.mpkg」をダブルクリックします。 インストールディスクはないがコンピュータがインターネットに接続されている場合は、「システム 環境設定」の「ソフトウェア・アップデート」パネルを開き、「今すぐ確認」をクリックします。次 に、Xsan バージョン 1.1 へのアップデートを選択して、「インストール」をクリックします。 コン トローラ がプラ イベー トネット ワーク 上に存 在する場 合は、イン ターネ ットに接 続した コン ピュータを使用し て、www.apple.com/jp/support/downloads からアップデー トをダウンロード し、インストーラをコントローラコンピュータに転送して実行します。

2

インストーラの指示に従って、コントローラを再起動します。 コントローラ により管理されている すべてのボリュームが、ス タンバイコントローラ に切り替わり ます。

3 SAN 内のコントローラごとに、手順 1 と 2 を繰り返します。

20

第3章

Mac OS X v10.4 “Tiger” で稼働する Xsan 1.1 にアップグレードする

手順 3 :スタンバイコントローラを Mac OS X v10.4 および Xsan 1.1 にアップグレードする これで、コントローラを Mac OS X v10.4 または Mac OS X Server v10.4 で稼働する Xsan 1.1 にアッ プグレードできます。 重要:アップグレード中もクライアントが SAN ボリュームを利用できるようにする場合は、スタン バイコントローラを一度に 1 台ずつアップグレードして、アップグレードするコントローラが現在 管理している すべてのボリュームの制 御を引き継ぐことので きるスタンバイコントロ ーラが常に存 在するようにします。 参考:必要に応じ、cvadmin ユーティリティを使ってフェイルオーバーを強制的に実行し、それが 成功したこ とを確認してから、コン トローラをアップグレ ードできます(この場合、コ ンピュータ 再起動時のフェイルオーバーは必要ありません)。詳しくは、8 ページの「フェイルオーバーを制御 する」を参照してください。 スタンバイコントローラを Mac OS X v10.4 で稼働する Xsan 1.1 にアップグレードするには:

1

スタンバイコントローラのコンピュータに Mac OS X バージョン 10.4 ソフトウェアのインストール ディスクを挿入し、「Install Mac OS X」(または「Install Mac OS X Server」)アイコンをダブルク リックします。

2

イ ンス トー ラ の「イン ス トー ル先 の 選択」パ ネ ルが 表示 さ れた ら、「オ プシ ョン」を 選 択し て、 「Mac OS X をアップグレード」(または「 Mac OS X Server をアップグレード」)を選択します。 重要:クリーン インストールではな く、必ずアップグレードイ ンストールを選択し てください。オ ペレーティングシステムをクリーンインストールすると、コントローラから Xsan 設定ファイルのコ ピーが失われます。

3

インストーラの指示に従って、コントローラコンピュータを再起動します。

4

スタンバイコントローラを Xsan 1.1 にアップグレードします。

Xsan 1.1 インストールディスクがある場合は、 このディスクをコンピュータに挿入して 「Install_Xsan.mpkg」をダブルクリックします。 インストールディスクはないがコンピュータがインターネットに接続されている場合は、「システム 環境設定」の「ソフトウェア・アップデート」パネルを開き、「今すぐ確認」をクリックします。次 に、Xsan バージョン 1.1 へのアップデートを選択して、「インストール」をクリックします。 コン トローラ がプラ イベー トネット ワーク 上に存 在する場 合は、イン ターネ ットに接 続した コン ピュータを使用し て、www.apple.com/jp/support/downloads からアップデー トをダウンロード し、インストーラをコントローラコンピュータに転送して実行します。

5

インストーラの指示に従って、コントローラを再起動します。

6 SAN 内のスタンバイコントローラごとに、手順 1 ∼ 5 を繰り返します。

第3章

Mac OS X v10.4 “Tiger” で稼働する Xsan 1.1 にアップグレードする

21

手順 4 :プライマリコントローラを Mac OS X v10.4 および Xsan 1.1 にアップグレードする これで、Mac OS X v10.4 および Xsan 1.1 がスタンバイコントローラで稼働するようになったので、 プライマリコントローラをアップグレードできます。 参考:必要に応じ、cvadmin ユーティリティを使ってフェイルオーバーを強制的に実行し、それが 成功したこ とを確認してから、コン トローラをアップグレ ードできます(この場合、コ ンピュータ 再起動時のフェイルオーバーは必要ありません)。詳しくは、8 ページの「フェイルオーバーを制御 する」を参照してください。 プライマリコントローラを Mac OS X v10.4 で稼働する Xsan 1.1 にアップグレードするには:

1

プライマリコントローラのコンピュータに Mac OS X バージョン 10.4 ソフトウェアのインストール ディスクを挿入し、「Install Mac OS X」(または「Install Mac OS X Server」)アイコンをダブルク リックします

2

イ ンス トー ラ の「イン ス トー ル先 の 選択」パ ネ ルが 表示 さ れた ら、「オ プシ ョン」を 選 択し て、 「Mac OS X をアップグレード」(または「 Mac OS X Server をアップグレード」)を選択します。 重要:クリーン インストールではな く、必ずアップグレードイ ンストールを選択し てください。オ ペレーティングシステムをクリーンインストールすると、コントローラから Xsan 設定ファイルのコ ピーが失われます。

3

インストーラの指示に従って、コントローラコンピュータを再起動します。 コントローラにより管理されているボリュームが、スタンバイコントローラに切り替わります。

4

プライマリコントローラを Xsan 1.1 にアップグレードします。

Xsan 1.1 インストールディスクがある場合は、 このディスクをコンピュータに挿入して 「Install_Xsan.mpkg」をダブルクリックします。 インストールディスクはないがコンピュータがインターネットに接続されている場合は、「システム 環境設定」の「ソフトウェア・アップデート」パネルを開き、「今すぐ確認」をクリックします。次 に、Xsan バージョン 1.1 へのアップデートを選択して、「インストール」をクリックします。 コン トローラ がプラ イベー トネット ワーク 上に存 在する場 合は、イン ターネ ットに接 続した コン ピュータを使用し て、www.apple.com/jp/support/downloads からアップデー トをダウンロード し、インストーラをコントローラコンピュータに転送して実行します。

5

22

インストーラの指示に従って、コントローラを再起動します。

第3章

Mac OS X v10.4 “Tiger” で稼働する Xsan 1.1 にアップグレードする

手順 5 :管理者用コンピュータ上の「Xsan Admin」アプリケーションをアップグレードする

SAN の管理を容易にするため、その他のコンピュータ上で「Xsan Admin」アプリケーションを実行 する場合は、これらのコンピュータ上のアプリケーションをバージョン 1.1 にアップグレードします。 参考:「Xsan Admin 」アプリケーションのバージョン 1.1 は、Mac OS X または Mac OS X Server の

v10.3 以降がインストールされた任意のコンピュータ上で実行できます。 「Xsan Admin」アプリケーションをアップグレードするには:

m Xsan 1.1

のインストールディスクを管理者用コンピュータに挿入し、「Admin Tools」フォルダを開

いて、「XsanAdmin.pkg」をダブルクリックします。 手順 6 :(必要に応じて)ボリュームの制御を特定のコントローラに戻す アップグレー ド処理中にコントロー ラを再起動する際、そのコ ントローラが管理して いるボリュー ムの制御がスタンバイコントローラに切り替わります。アップグレードが完了したら、cvadmin ユー ティリティを使ってボリュームの制御を特定のコントローラに戻すことができます。

3 台以上のコントローラが存在する場合: フェ イル オーバ ー時 にボリ ューム が切 り替わ るコ ントロ ーラ を直接 指定す るこ とはで きま せん。

Xsan は、コンピュータ設定のフェイルオーバー優先順位およびその他の要素に基づいてスタンバイ コントローラを選択します。コントローラが 2 台しか存在しない場合は、ボリュームがどのコント ローラに切り替わるか分かりますが、3 台以上のコントローラが存在する場合は、どのコントローラ が制御を引き 継ぐかを知ることは困 難な場合があります。ボリ ュームの制御を特定の コントローラ に切り替える場合は、使用しない 3 番目またはそれ以降のコントローラの役割を、フェイルオーバー 時に一時的にクライアントに変更できます。 ボリュームの制御を別のコントローラに切り替えるには:

m

コントローラに移動し、「ターミナル」を開いて次のように入力します: $ sudo cvadmin -e ”fail volume“

ここで、volume は Xsan ボリュームの名前です。 ボリュームを管理しているコントローラを表示するには:

m 「Xsan Admin」を開き、「SAN コンポーネント」リストでボリュームを選択して「概要」をクリック し、「ホストサーバ」の横を確認します。 「ターミナル」で cvadmin コマンドを使用して、ボリュームを管理しているコントローラを確認す ることもできます。コントローラ上で「ターミナル」を開いて、次のように入力します: $ sudo cvadmin -e select

第3章

Mac OS X v10.4 “Tiger” で稼働する Xsan 1.1 にアップグレードする

23

手順 7 :(必要に応じて)クライアントコンピュータをアップグレードする

Xsan 1.0 を実行中のクライアントは、Mac OS X v10.4 で Xsan 1.1 を実行するコントローラが管理す るボリュームを使用できます。このため、クライアントをアップグレードする必要はありません。た だし、SAN 内のクライアントコンピュータをアップグレードすることを強くお勧めします。 参考:クライアントを Mac OS X v10.4 で稼働する Xsan 1.1 にアップグレードするまで、クライアン トコンピュータの役割をコントローラに変更することはできません。 クライアントコンピュータを Mac OS X v10.4 で稼働する Xsan 1.1 にアップグレードするには:

1

クライアントコンピュータに Mac OS X バージョン10.4 ソフトウェアのインストールディスクを挿入 し、「Install Mac OS X」(または「Install Mac OS X Server」)アイコンをダブルクリックします

2

イ ンス トー ラ の「イン ス トー ル先 の 選択」パ ネ ルが 表示 さ れた ら、「オ プシ ョン」を 選 択し て、 「Mac OS X をアップグレード」(または「 Mac OS X Server をアップグレード」)を選択します。 重要:クリーン インストールではな く、必ずアップグレードイ ンストールを選択し てください。オ ペレーティングシステムをクリーンインストールすると、クライアントから Xsan 設定ファイルのコ ピーが失われます。

3

インストーラの指示に従って、クライアントコンピュータを再起動します。

4

クライアントを Xsan 1.1 にアップグレードします。

Xsan 1.1 インストールディスクがある場合は、 このディスクをコンピュータに挿入して 「Install_Xsan.mpkg」をダブルクリックします。 インストールディスクはないがコンピュータがインターネットに接続されている場合は、「システム 環境設定」の「ソフトウェア・アップデート」パネルを開き、「今すぐ確認」をクリックします。次 に、Xsan バージョン 1.1 へのアップデートを選択して、「インストール」をクリックします。 クラ イアント がプラ イベー トネット ワーク 上に存 在する場 合は、イン ターネ ットに接 続した コン ピュータを使用し て、www.apple.com/jp/support/downloads からアップデー トをダウンロード し、インストーラをクライアントコンピュータに転送して実行します。

5

インストーラの指示に従って、クライアントを再起動します。

6 SAN 内のクライアントごとに手順 1 ∼ 5 を繰り返します。 手順 8 :(必要に応じて)「Xsan User Quota」 アプリケーションを旧バージョンのクライアントに インストールする クラ イアント をアップ グレード しないこ とにした 場合でも、 Xsan 1.0 を実 行するク ライアン トに 「Xsan User Quotas」アプリケーションをインストールできます。 「Xsan User Quotas」アプリケーションをインストールするには: 「Xsan User Quotas」 m Xsan 1.1 を実行中の任意のコントローラからアプリケーションをコピーします。 アプリケーションは、Xsan 1.1 がインストールされたコンピュータの「 / アプリケーション / サーバ」 にあります。

24

第3章

Mac OS X v10.4 “Tiger” で稼働する Xsan 1.1 にアップグレードする

Related Documents

Xsan Migration
August 2019 23
Xsan Migration Guide
August 2019 32
Migration
November 2019 34
Migration
August 2019 36
Migration
August 2019 48
Migration
November 2019 47

More Documents from "Angelica"

Xserveg5 Diy Pci Fanduct
August 2019 26
Xserveg5 Userguide
August 2019 28
Xserveg5 Diy Powersupply
August 2019 29
Final Cut Studio Jp
August 2019 29
Memory
August 2019 40