Second Language Acquition 2

  • October 2019
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  • Words: 387
  • Pages: 8






 1.Errors and error analysis → Corder(1969) a.Identification error VS mistake b.Description c.Explanation omission overgeneralization(過剰般化) transfer(転移) d.Evaluation 2.Developmental patterns 3.Variability

☆Errors in error analysis a.Identification ※誤りに焦点を置く理由 1.誤りは学習者の言語の顕著な特性であり、「なぜ学習者は謝 る のか」という重要な疑問を生じさせているから 2.教師が、学習者がどんな誤りをおかしているかを知ることは有 益であるから 3.逆に、誤りをおかす事で学習者が自分のおかしてしまった誤り を自分で正すことができるかもしれないから ※誤りを見つける上での問題 1.解釈の可能性が何通りもあり、学習者が言わんとしている意味 を理解できないので、正しい文を作り直せない場合 2.学習者が間違った時、それが偶然の間違いではないのかどうか ※誤りを見つける上で、error と mistake を区別しなければならない (実際には完全に区別するのは不可能だが)

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‘error’(誤り) 学習者が規則的にする誤りを error と呼び、一過性の mistake とは区別して 扱われる。 ‘mistake’(言い間違い ) 注意散漫や疲労など様々な原因により偶発的におかす言語使用上の誤り のこと

b.Desctiption ※誤用の分類 1.文法の種類によって分ける方法(grammatical way) 2.全般的な見方によって分ける方法(general way) 省略(omission) 文法上の誤り(misinformation) 語順の誤り(misordering) ※分類の利点 ・学習者の学習する上での問題がわかる ・誤用がどのように変化していくかがわかる c.Explanation ※誤りの発見、記述→なぜ間違ったかを説明するための予備行為 ※大部分の誤りは規則的で、ある程度予測できる。 →ある規則に従って、過ちをおかすということは、学習者が一定の規 則(目標言語の規則とは違っても)を作り出している ※学習者が第2言語をより簡単にしようとして起こす誤り ・省略 (omission) ・過剰般化 (overgeneralization) ・転移 (transfer) ‘omission’(省略 )

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学習者がある事項を省いてしまうこと。冠詞のa、the、複数のsなど がよく省略される ‘overgeneralizaton’(過剰般 化) ある規則を、その規則の適用範囲外の項目にまで当てはめてしまうこと。 全ての学習者に起こり、母国語習得、第2言語習得の両方で起こる現象で ある。 ‘transfer’(転移 ) 一般に学習者の母語からの影響のことを指す。そのため地域などで特色が 出る

※学習者は自 らの規則 を“作り 出す” d.Evaluation (global errors) ・全体的誤り …文の全体構造を誤る →検討が困難 ・部分的誤り (local errors) …文中の1部分にしか影響を与えない →理解はまだ容易にできる ☆Developmental Patterns ※第2言語習得者の誤りは普遍的で、その学習法(自然に or 授業で)、母国語 との関係(強い or 弱い)に関係なく省略や過剰般化が起きる。 ※第2言語習得の初期段階(自然習得者の場合) ・沈黙期(silent period)が起きる ・この時期、習得者はあまり話さなくなるが、読み書きにより 学習をしてるので学習能力は上がっている ・第2言語で独り言を言う人も出てくる ・またこの頃のスピーチには2つの特徴がある。 1.決まり文句を並べるだけ あいさつや要求などのするのにはよいが、能力の誤解を 与えかねない 2.単語を省き、不完全な文で話す 子供が母国語を習得する最初の段階でもみられる現象

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※第2言語の文法を習得する上での問題 1.習得順序(Acquisition order) 習得者は共通して、ある一定の順序で文法を習得する 2.発達順序(Sequence of order) 1つ1つの段階で習得するのか、その言語の文法構造を取得す る過程で起こるのか 1.習得順 序 ・第2言語の文法の習得において、全ての学習者が従う “習得の自然な法則(Natural order)”が存在するのではないか ・Natural order (Krashen・1977) ① 進行形 :~ing :books 複数の S ↓ ② be動詞 :a,the 冠詞 ↓ ③ 過去形(不規則変化) :went ↓ ④ 過去形(規則変化) :~ed :come 3単現の S s 所有格 :~’s

・この順序は外的要因なのか、内的要因なのかという問題が生じる。 また、注意しなければならないのが、この順序はあくまでも仮説で あって、この順序の存在を否定する研究者もいる 2.発達順 序 ・特定の文法を習得する際、その文法構造が移り変わっていく過程 (過度的構造/Transitional constructions )が見られるはずである :ネイティブの不規則動詞(eat)の過去形の変化 ‘eat’ 段階1 動詞を過去形にし忘れる ‘ate’ 段階2 不規則な過去形を使い始める

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(決まり文句として覚えている) ‘eated 段階3 規則的な過去形の形にする (文法を学び始め、過剰般化が起きた) ‘ated’ 段階4 しばしば混成の形を作る 段階5 不規則な過去形を正しく使うようになる ‘ate’ (本当の意味で理解した)

・グラフで表すと次のようになる 正 確 さ の レ ベ ル

at e

eat ed at ed

at e

・このグラフを見ると、学習者は始め、高いレベルの正確さを示すが、 その後後退し、最後に再び始めの高いレベルになるというU字型の 発達をすることがわかる →学習者は新しい知識を適応させるために既存の知識を再構築 (restructuring)する ・このU字型の段階の中にもまた段階がある。例えば、過去形の 動詞を作るとき、動詞の種類により、正確さのレベルが異なる ・Bardovi-Harlig and Raynolds (1995) 彼らは、一般動詞を出来事(events)、活動(activities)、 状態(states)の3つに分類した 1. Event の動詞 …arrive,break,sing a song など ・ 学習者は、作りやすいと考え、正確に過去形に 2.

3.

する Activity の動詞 …run,swim,sing など ・ 学習者は、難しいと考え、よく~ing の形に する State の動詞

…want,break,seem など

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・ 学習者は、最も難しいと考え、よくそのままの 形で使う

・学習者は明確には区別できない複雑な発達を経るが、 それは決して無規則ではない ※共通の順序と SLA ・共通の順序の発見はからわかったこと 1.第2言語習得は体系的で、かなり普遍的であり、 内的な認知のメカニズムによって現れていること 2.ある項目(例えば文法項目など)にある程度の 習得の順番があるということ SLA ・ と言語教育に重要なことは、一般的な教育で習得順序が 変えられうるかということである

☆Variability in learner language ※ある段階で、ある項目について第2言語学習者は同じ時期に複数の 形式を使う(可変性 /variability) ・可変性の例 ① 誤っているものと他の誤っているものの両方を使う Yesterday the thief steal the suitcase Yesterday the thief stealing the suitcase ② 誤っているものと正しいものを使う Yesterday the thief steal the suitcase Yesterday the thief stole the suitcase ※学習者は規則的にこの複数の形式を使い分けているか可能性がある →学習者がいつある形式を使い、いつ他の形式を使うのかを説明・ 予測することが可能かもしれない ・なぜ可変性が規則的なのか

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1.言語的な背景による第2言語の使い方の変化 <例>Bardovi-Herlig と Raynolds の実験 2.状況的な背景による第2言語の使い方の変化 <例>友達と話すときと、よく知らない人と話すときでは、 ネイティブスピーカーがするように話し方が違う 3.心理的な背景による第2言語の使い方の変化 <例>準備なしでの発表→不規則動詞の使用率が高い あらかじめ準備しておいた発表→過去形が正確 ※さまざまな可変性 1.特定の形式と機能の結びつき(form-function mapping) Form Function Y X Z A

例:ある学習者の場合 Mariana no coming today. Don’t sit in that one chair.

→no+動詞

否定の陳述

→not+動詞 否定の依頼

・これらの体系は、目標言語とことなることがよくあるが、時間が たてばより目標言語の体系に近づく ・学習者はこれらを複数利用するが、言語的、状況的、心理的な背景 などの要素で決定される 2.自由変異(free variation) ・ある段階において学習者が全く不規則に複数の形式を使用する 過去時制習得の場合 paint 1.現在形を使う ↓

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paint painted

2.現在形・過去形の両方を 不規則に使う (free variation)

↓ 3.ある状況では現在形を使い、 paint (準備があったとき) painte (準備がなかったとき) ある状況では過去形を使う d (variability) ↓ painted 4.過去形を使う

3.化石化(fossilization) ・目標言語のレベルに達していないのに学習者の発展が 止まってしまう段階 ☆Summary ※第2言語学習研究の歴史

※これらの研究からわかったこと ・第2言語学習は、体系的・規則的である ・学習者はある項目(例えば文法など)で、自分で規則を作る

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