Industrial Mechanics Exam 04

  • December 2019
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  • Words: 363
  • Pages: 2
演習 4

工業力学第一

1. 下図に示すようにリールに巻かれたロープの先が速度 v0 で動くスライダに繋がれてい る.リールから繰り出されるロープの角度 θ の時間変化,すなわち角速度 ω を θ , v0 , l を用いて示せ.ただし,リールの径は無視できるものとする. s O

v0

θ l

2. 下図に示すように半径 r の円筒が速度 v0 で平面上を滑ることなく転がる.θ = θ0 のと きの円筒の円周上の一点 A の速度を求めよ. y v0 A θ

x

O

r

2πr

√ √ 3. 下図に示すように直方体が頂点 AB を軸として角加速度 14[rad/s2 ],角速度 14[rad/s] で A から B にむかって右ネジが回転する向きに回っている.静止座標系の基本ベクト ル e1 , e2 , e3 を図中に示すようにとる.図の位置での点 P の速度ベクトルおよび加速 度ベクトルを e1 , e2 , e3 で示せ. P

3 A 1

2

e2

e3

B

e1

4. 点の 2 次元運動が,r(t) = t2 − t , θ(t) = t で与えられるとき,速度ベクトルおよび加速 度ベクトルを極座標で表せ.ただし,極座標の動径方向の基本ベクトルを er とし,周 方向の基本ベクトルを eθ とせよ.

工業力学第一 演習 4 解答 1. 図より tan θ = s/l となる.両辺を時間で微分すると sec2 θ

dθ ds = dt ldt

dθ/dt = ω , ds/dt = v0 であるので sec2 θω =

v0 l



ω=

v0 cos2 θ l

2. 円筒の中心の位置を (x , r) とすると,点 A の位置 (Ax , Ay ) および速度は Ax = x + r cos θ , Ay = r(1 + sin θ) A˙ x = v0 − rθ˙ sin θ , A˙ y = rθ˙ cos θ となる.滑べらないという条件から −rθ˙ = v0 であるので

A˙ x = v0 (1 + sin θ) , A˙ y = −v0 cos θ ∴

A˙ x = v0 (1 + sin θ0 ) , A˙ y = −v0 cos θ0 , A˙ =

q A˙ 2x + A˙ 2y

3. 点 A を基準として考える. 点 P の位置ベクトル r と角速度ベクトル ω および角加速度ベクトル ω ˙ は r = 3e1 , ω = ω˙ =



14 ·

3e1 − 2e2 − e3 √ = 3e1 − 2e2 − e3 14

であるので,速度ベクトル v および加速度ベクトル a は



v = ω × r = −3e2 + 6e3 , a = ω˙ × r + ω × v = −15e1 − 21e2 − 3e3

4. テキスト P110 ∼ 111 参照. 速度 v および加速度 a は 1 d 2˙ ˙ θ , a = (¨ (r θ)eθ v = re ˙ r + rθe r − rθ˙2 )er + r dt と表される.r = t2 − t , θ = t なので



v = (2t − 1)er + (t2 − t)eθ , a = −(t2 + t − 2)er + 2(2t − 1)eθ

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