〔技術データ〕
〔Technical Data〕
金型に利用できる表面処理法
General Dimensional Tolerance
1. General dimensional tolerance of cutting JIS B 0405−1991
■表面処理の種類 めっき
窒 化
ボライ ディング
Fe 2−3 N Fe 4 N
FeB Fe2 B
①ガス中 加熱 ②溶融ソ ルト浸漬 ③減圧ガ ス中放電
①粉末中 加熱 ②溶融ソ ルト浸漬 ③溶融ソ ルト電解 ④ガス中 加熱
硬質クロム ニッケル一燐 表面層
施行方法
表 面 施工時の 母材温度(℃) 中 心 所要時間 層厚さ (μm) 歪み発生 の危険性 局部被覆 母材硬化 熱処理 後 加 工
必要性 方 法
Cr
Ni-P
水溶液 中電解
水溶液 浸漬
CVD PVD TRD 溶 射 肉 盛 熱CVD プラズマCVD イオンプレ 溶融塩法 流動層炉法 ーティング TiC,TiN TiC,TiN VC,NbC VC,TiC Ni-Cr-B-Si ステライト、 アモルファ TiN,CrN TiCN,W2 C Cr-C,VN Cr-C,TiCN Ni-Cr-B-Si-WC 同 左 スカーボン
ガス中 加熱
①ガス炎、棒、粉末 ①溶融塩 プラズマ のガス炎、 減圧ガス中 減圧窒素 浸漬 粉末流動 による溶 アークな 放電 ガス中 ②溶融電 層中加熱 融粉末の どによる 解 吹付け後 溶融金属 再溶融 の盛上げ
60∼100 500∼600 600∼1000 800∼1100 400∼600 400∼600 (800∼1200) (800∼1100) 1000∼ 鋼の融点近傍 500∼600 500∼650 500∼650 1100 ①②同上 同 上 ③200∼500 同 上 同 上 同 上 同 上 同 上 同 上 500∼900 300∼900
50∼80 同 上
1∼4
4∼8
1∼2
2∼4
0.3∼8
0.3∼8
小面積ごとの被覆のため、 品物の大きさによる。 500∼2000 2000∼5000
1∼5
1∼5
①100∼200 ②③1∼8
20∼50
20∼50
10∼20 (化合物層)
50∼500
3∼15
1∼5
1∼5
3∼15
3∼15
小
小
中
大
大
小
小
大
中∼大
大
大
可 能
可 能
可 能
可 能
不可能
可 能
可 能
可 能
不可能
可 能
可 能
処理前
処理前
処理前
処理前
処理前
処理後再加熱 処理後再 して、あるい 加熱して は処理と同時
処理と同時 処理と同時
時に必要 一般に不要 一般に不要 一般に不要 一般に不要 一般に不要 一般に不要 一般に不要 一般に不要 研 削 ラッピング ラッピング ラッピング ラッピング ラッピング ラッピング ラッピング ラッピング ラッピング
厚さ均一性
不 良
良
良
母 材
各種金属 非金属
同 左
鉄鋼
良
良
鉄鋼、Ni合金、 Co合金、 同 左 超合金など
熱処理の種類
研 削
必 要 研 削
良
良
著しく不良 著しく不良
同 左
同 左
同 左
同 左
各種金属 各種金属 非金属
参考文献 型技術(1990.9月号)
熱処理方法
⃝変寸少ない ⃝鏡面には不適当
イオン窒化 (400∼570℃)
⃝変寸少ない ⃝鏡面部は再みがきが必要
合金工具鋼を調質
PVD処理 (400∼500℃)
13Crステンレス鋼 を調質
CVD処理 (800∼1200℃)
⃝変寸少ない ⃝耐摩耗性、離型性良好 ⃝鏡面は強い被膜が得られる ⃝変形、変寸に注意 ⃝耐摩耗性、耐熱性、 離型性良好 ⃝適用鋼種の選択に注意
炭素工具鋼
マルエージング鋼
構造用合金鋼 炭素工具鋼
全体焼入れ
ガス炉 電気炉 ソルトバス
⃝変形、変寸多い ⃝焼入れ後に加工が必要
部分焼入れ
フレーム焼入れ レーザ焼入れ
⃝局部的に焼入れができる
合金工具鋼 13Crステンレス鋼 高速度鋼 焼もどし抵抗の高い材料を 高硬度に焼入れしたもの
真空焼入れ
焼入れ後に表面処理
Length dimensional tolerance(excluding chamfered parts) Degree
⃝耐摩耗性、耐圧強度が向上する ⃝鏡面性が維持できる ⃝空冷鋼を選ぶ ⃝耐摩耗性がもっともよい ⃝多量生産、エンプラに適す
Unit: mm
Standard dimension 0.5 Over 3 Over 6 Over 30 Over 120 Over 400 to 3 incl. to 6 incl. to 30 incl. to 120 incl. to 400 incl. to 1000 incl. (1)
Symbol Explanation
Over 1000 to 2000 incl.
Over 2000 to 4000 incl.
Tolerance f
Fine
±0.05
±0.05
±0.1
±0.15
±0.2
±0.3
±0.5
−
m
Medium
±0.1
±0.1
±0.2
±0.3
±0.5
±0.8
±1.2
±2
c
Coarse
±0.2
±0.3
±0.5
±0.8
±1.2
±2
±3
±4
v
Very coarse
±0.5
±1
±1.5
±2.5
±4
±6
±8
−
(1)
Note
:Tolerance for standard dimensions of less than 0.5mm shall be specified individually.
2. Length dimensional tolerance in chamfered parts 3. Tolerance of angle dimension (corner roundness or chamfer dimension)Unit: mm Degree
Symbol Explanation
Standard dimension 0.5(1) to 3 incl.
Over 3 to 6 incl.
Degree
Over 6
f
Fine
m
Medium
c
Coarse
v
Very coarse
±0.2
±0.4
±0.5
±1
±1
±2
Unit: mm
Shorter side of corner
Symbol Explanation
Tolerance
10 or less
Over 10 Over 50 Over 120 Over 400 to 50 incl. to 120 incl. to 400 incl. Tolerance
f
Fine
m
Medium
c
Coarse
v
Very coarse ±3°
±1°
±30′
±20′
±10′
± 5′
±1°30′
± 1°
±30′
±15′
±10′
± 2°
± 1°
±30′
±20′
Note(1): Tolerance for standard dimensions of less than 0.5mm shall be specified individually.
4. General tolerance of perpendicularity
JIS B 0419 −1991 Unit: mm
ポイント
ガス軟窒化・塩浴窒化 (560∼580℃)
プリハードン鋼
焼入れ+ 表面処理
必 要
不 良
使用材料 構造用合金鋼
焼入れ
処理前ある 処理前ある いは処理時 いは処理時
PVDより良 CVDより不良
■金型材料と熱処理の関係
表面処理
Excerpt from JIS B 0405/0419(1991)
Nominal length on shorter side Degree
100 or less
Over 100 Over 300 Over 1000 to 300 incl. to 1000 incl. to 3000 incl. Squareness tolerance
H
0.2
0.3
0.4
0.5
K
0.4
0.6
0.8
1
L
0.6
1
1.5
2
5. General tolerance of straightness and flatness JIS B 0419−1991
Unit: mm
Nominal area Degree
10 or less
Over 10 to 30 incl.
Over 30 Over 100 Over 300 Over 1000 to 100 incl. to 300 incl. to 1000 incl. to 3000 incl.
Straightness and flatness tolerance H
0.02
0.05
0.1
0.2
0.3
0.4
K
0.05
0.1
0.2
0.4
0.6
0.8
L
0.1
0.2
0.4
0.8
1.2
1.6
参考文献 型技術(1989.10月号)
1119
1120